「ヒト」が生き生きと働ける環境を考えるブログ

私が約17年間勤めた会社を辞めようとしている理由と、まつわる原因を分解していきます。経営者や管理職の皆さんに、ふと考えて頂きたいことを記事にしています。

「表彰」と「ご褒美」。「人材育成」と「子育て」の共通点。

昨日は息子の成長を記事にしました。

bluemiyumiyu.hatenablog.com

こちらの「その後」についてですが、結果的に息子は約束を守りました。7時間半も、よく1人で過ごしたと思います。

 

一方で、長時間留守番時の息子の定番になったのが、あと「1時間」というタイミングでの電話です。4時間半・5時間半・7時間半のこれまでの長時間留守番経験上、3回共通で、あと約1時間というタイミングで電話が来ます。

前の2回は「本当に○時に帰ってくる?」から始まり、数回電話がかかってきました。

 

今回は、約束を交わしていなかった、①「3時のおやつを食べていいか?」の許可を得るために初回の電話がかかってきました。

我が家では、おやつと3度の食事の「時間」は、口うるさくルールを決めています。いい加減にしていたら、ただでさえ夜型傾向の身体のリズムが更におかしくなるので、体内リズムを整える習慣として、食べ物を口にする時間は厳しく決めています。その影響か、今日は当たり前に「3時」に食べてよかったのに、わざわざ電話をしてきてくれました。

 

それを皮切りに、それまでの寂しさを埋めるように、②「今から、Switchしていい?(我が家ではゲームとTVを見る時間にも厳しいです)」、③「さっき、う〇こしたら、・・・(生理的な変化も良く報告してくれます)」と、15分おきに電話です。紛失を恐れて携帯は持たせていませんが、緊急用の息子との連絡ツールを参照して、息子が自宅から電話をかけてきます。

 

普段、ゲーム時間は制限していますが、いい加減に暇を持て余しているのだろうと思い、今回は②と③の間に私から電話をかけなおしました。

・私「宿題の作文をもう一度見直して、汚い字や間違っているところがないか確認すること。見直して、これ以上の修正はないと思ったら、お母さんが帰るまでSwitchしていいよ。」

・息子「わかったー!やるやる!」

その15分後に「見直したよ。Switchしていい?」と連絡があり、息子を信用して「いいよ」と返事しました。

 

帰宅すると、まずは無事に家に居たことにホッとしました。

次に例の作文を見ると「いつもより、少しはマシかな」というレベルでした。

完璧は無理でも、長時間の留守番をして、自分なりに宿題も頑張って、「ご褒美にSwitch」で、自由を満喫して息子が大満足の一日だったようなので、全てOKだったかなと思っています。

 

ただ、「ご褒美」に「ゲームで遊ぶこと」はどうだったのかな?と思うところがあって振り返ってみました。

今回の「ご褒美」は、作文をやり直した結果の「ご褒美」というよりも、長時間留守番を頑張った息子への「ご褒美」のつもりでした。しかし「作文を見直したらSwitch」だったので、本人は「作文を見直す=Switchをしていい」となっているかもしれません。

「頑張ったご褒美」は世の中にも色々ありますが、家庭では、勉強など、本人の努力が実を結ぶ行動に関連した「ご褒美」は使いすぎないよう注意しています。

 

ちなみに先日、会社で「表彰」を受けたことを記事にしました。

bluemiyumiyu.hatenablog.com

 

「表彰」と「ご褒美」は同じ類ですが、やはり、会社でのご褒美の使い方にもコツがあるようです。 

president.jp
president.jp

 

こちらの記事から、相手がどんな「ヒト」なのかを踏まえて、表彰もご褒美も考える必要があるのだろうと、改めて理解しました。

この様々な価値観が溢れる時代において、個別の「ヒト」の価値に配慮するのは大変ですが、それらも加味していかないと、今後の組織や人材育成はますます成立しないと思います。

 

なお、共通して与えるべきは、記事にもある「潜在能力ギリギリのチャレンジングな目標」ですね。

その結果の表彰やご褒美は、とても有効なのだと思います。

 

会社での表彰についてはここでは割愛しますが、子育て上のご褒美も、子ども一人一人の「潜在能力ギリギリ」を読みながらチャレンジさせていければ、少しずつたくましく成長していくと再認識しました。

そう捉えると、今回の一連のお留守番も、お互いにチャレンジングな良い経験でした。結果、やはり、問題ないご褒美だったと思います。

そういった体験を、これからも少しずつ積み重ねていきたいと思います。

 

日曜参観後の代休と学童保育

昨日は小学校の日曜参観があり、今日は、息子の通う小学校は休みです。

いつもなら何とか理由をつけて、朝から学童保育に送ってから出社しますが、これまでも何度も学童保育を嫌がっていました。

小学3年生だと、学童に行く子も減るので、学童が面白くなくなるようです。

 

うちの3年生の息子は「モノをなくした」あと、「探さず諦める」ので、色々と不安で鍵は持たせていません。

平日は、下校時間から私が迎えに行くまで、学童保育で過ごしていますが、休日は朝はソフトボール、昼からはグローブを持って友達と遊び回るような子で、一日一人で家で過ごすなんて考えられません。

その息子が今朝は、鍵を持っていないので「今日は家で一日過ごす‼」と言い張ります。

 

私は、家を出る直前まで「今日は鍵を預けてみようか」と悩みました。

あれこれ天秤にかけた結果、「今日は家で一日一人で過ごす」と言い切った息子の言うとおりにすることにしました。

友達が遊びに誘いに来ても、家から出ないと約束しました。

夕方のスイミング前には、私が帰宅するので、それまでの7時間半、我が家のルールを守って、一人で留守番です。

 

以前、風邪の回復期に5時間ほどの留守番経験はあります。その時は体調が100%ではなかったので家にいて当然でしたが、今日は元気いっぱいなうえ外は快晴です。

帰宅時、きちんと家にいるのか不安ですが、見たいマンガや本は山積みなので、一日自由を満喫していることと思います。

もし、今日の約束が守れていたら、鍵を渡すことも検討です。

 

こうやって子供が成長していくと、近い将来には自分もいくらでも働ける気がしますが、過渡期の今は、まだまだ、子育て・家庭と仕事の両立に悩みます。

 

せっかくの全社イベントも台無し?! 【前編:社内コミュニケーション】

昨日の記事で、ちょうど目標発表会について記載しました。

bluemiyumiyu.hatenablog.com

実は昨日、全社の目標発表会が行われていたので、このような記事につながりました。

ちなみに、こういった全社の主要管理職が集まる会で、皆さまの部下が担当していたProjectが全社で表彰される(された)ことがわかったら、皆さまは初めに何をしますか?

 

私だったら、わかった時点でProjectメンバー全員に情報共有しますし、上司の立場であれば、組織メンバーも含めて展開し、みんなを鼓舞するネタに利用します。

 

実は今回、私がProjectリーダーをしていた業務が、前期中に優秀な業績を残したとして、全社表彰されたそうなのです。

リーダーの私は、事前にそれを知らされることもなく、目標発表会が終わった後も声すらかかりませんでした。

 

今回のことを教えてくれたのは、同じProjectのメンバーで、2番手となって私と一緒にProjectを遂行してくれた方です。

私以外のメンバーはほぼ東京に在籍していますし、表彰は東京本社で行われましたので(大阪からはTV中継で参加)、表彰状と金一封は東京にあり、この2番手のメンバーが目標発表会終了後に、代理で受領したこのメンバーの上司から受け取ったそうです。

 

私は、この社内コミュニケーションの希薄さに肩を落としました。

昨日の記事でも以下のように書きました。

色んな個別事情はあるとは思いますが、どう言い訳しようが、上が動かない限り、「ヒト」は育ちませんし、ついていけません。

今回の件は特に、上位職者しか知り得なかった事項なのです。良い情報なら尚更、部下を鼓舞するためのネタにもなるはずです。

こういったチャンスを活用できない管理職は、正直、いつも知らない間に部下のやる気を削いでいるような気がします。

 

もしかすると、昨日の出来事ですし、この1ヶ月以内に行われる会議で何らかのアクションがあるかもしれません。

しかし、月日が経つほど感動も薄れますし、それ以前に先に他から情報を得てしまいましたので、感動はないと思います。

せっかくの機会が、非常にもったいないです。

(上記記事を準備していたら、代理で受領した上司が、本日午前中に関係者にメールで展開してくれました。やはり、感動はちっともなかったです。)

 

私自身が、今回のケースの当事者となって、上司の言動如何の影響の大きさを再認識しました。

ぜひ、より良い成果を上げるために、経営者や管理職の皆さまご自身の言動の過不足を振り返ってみて頂くことをオススメします。

 

でも、いちいちこんなことを気にしていたら、会社では生き残れないですね。

上司の言動がどうであれ、自分自身を鼓舞できるたくましい「ヒト」が、一番会社で(特に大企業では)生き残れるのでしょう。

しかし、それはとても寒い人間関係だと感じます。

私は、初対面の方(人材紹介会社のコンサルタントのマネージャー)からも「熱いですね」と率直に言われるほどアツいタイプなので、こんな寒い人間関係の中では生きていけません。生きていきたくないです。

 

ちなみに、この記事は「前編」としてコミュニケーションを主とした記事にしましたが、今回の表彰については、他にも異議があります。

「なぜ、このProjectが表彰されたか」です。

 

この点について、主観的な意見はすぐに記事にできるのですが、この内容は私が常々「ヒト」の働き方で感じている点の総決算になりそうです。

そのため、客観的情報も収集した上で、まとまった時点でご報告します。直ぐには情報が得られないことがわかったので、纏まるまでには暫く日数がかかります。多分、超大作の記事になります。

 

※全社表彰までされた業務です。この業務のリーダーをしていた私の評価、経営者・管理職の皆さんは私をどのように評価してくださいますか?

私は、良い評価が付くと信じたいのですが、知らされる前から評価はわかっています。絶対に評価は「B-(ふつう)」です。(評価は「S、A、B+、Bー、C、D」の6段階です)

後日報告する際に、この結果も合わせてお知らせします。

 

メンバーの士気が高い組織と低い組織の違い

私が所属する会社では、期初になると、グループ会社→所属会社→所属事業部→所属部署の順に、目標発表会があります。

部長時代は全目標発表会に参加して経営者が目標としていることを理解し、自部署の目標発表会では全部員に方針を理解してもらえるよう工夫していました。

現在のポジションでは、機会によっては事業部の目標発表会から、最悪は部署の目標発表会のみの参加です。資料を作成する立場でもないので、一聴講者です。

 

私は、上位職者の生の声を聞いて、自分の業務目標に落とし込むフローが成立しており、目標発表会がないと、いまいちケジメがつきません。

今年の目標発表会はいつかなー?と思っていますが、まだ予定すら連絡がありません。開催されないままだと、自分の動きが本当に会社が向かおうとしている方向に乗っているのか、不安にもなります。

 

一方、所属会社の社長は、期初の初営業日に、全社員に向けてビデオメッセージを公開するのが慣例になってきました。いつでも、社長の声なら聞けます。

社長のメッセージだけを聞くと、いつも「この会社に所属していてよかった」「社員のことを考えてくれていてありがたい」と思います。

しかし、それ以降、社長のメッセージとリンクする動きが、社内には見えないのです。

 

きっと、個別には話していて、直属の上長とのコミュニケーションが上手くいっていれば、問題はないのかもしれません。

でも、上記のように感じると、ただの個人プレーに止まってしまいがちです。チームワークを発揮する必要があるなら、全体での情報共有は必須だと思います。

ただ、形式的な会だけ行われても、聴講する側にはほとんど響かないので、発表する側は毎回工夫する必要がありますが。

 

忙しすぎて工夫もできない?

部下に何かを任すこともできない?

 

色んな個別事情はあるとは思いますが、どう言い訳しようが、上が動かない限り、「ヒト」は育ちませんし、ついていけません。

 

ちなみに、これに気づいている私は、いくらでも上司をアシストしてあげられます。気づいている点は、いくらでもあり、いくらでも具申できます。

しかし、上司の方が混乱して、上司のパフォーマンスが下がりそうなので、様子を見ながら具申しています。

こうする理由は、以下の記事の前半で書いた内容のような点から、判断しています。

 

bluemiyumiyu.hatenablog.com

 

正義感が強いと怪我をする⁉ 働き方改革と公共マナーの狭間で問われる人間性

 昨日、どうしても腑に落ちない出来事がありました。

帰宅途中のエスカレーターで、小綺麗な小声でモノを言うおばちゃんに「通せんぼ」されたんです。

 

エスカレーターでは歩くと危険」知ってます。

エスカレーターを歩くなキャンペーン」知ってます。

でも、歩くひとは減らないですよね。多少は減ったかもしれませんが、法律があるわけでもないですし。

とは言え、不幸な事故が起きてから反省しても遅いので、最近は極力、エスカレーターは使わないようにしています。

 

しかし、帰宅はいつも時間との戦いです。私の行動如何で、子供たちと過ごす時間の充実度が変わります。昨日は、仕事もおしてしまい、こども園に延長保育料を払わないといけないかどうかのタイミングで、私は急いでいました。エスカレーターの上りを歩こうとしていました。

そこに、前述のおばちゃん登場。

小声で「歩いたらダメって書いてあるでしょ」と言って、突然私の前に割り込んで来ました。

「すみません、通してください」と言って、腕をはらってみようとしたのですが、細い腕で凄い力でした。

「割り込んできておいて、この態度。私じゃなければ、無理矢理押し退けられて、おばちゃんが怪我する可能性だってある。」と思いました。

 

この後、腑に落ちず、エスカレーター事情を検索してみました。賛否両論、色々あるんですね。

 

ちなみに、海外でもエスカレーター上を歩く文化があるそうです。2020年の東京オリンピックでは、どんな日本らしい「おもてなし」で、公共マナーを整備するのでしょう?

私は、大阪地下鉄の御堂筋線で、新大阪からなんば駅間を平日は往復しています。どちらも関西の主要駅で、毎日外国からきている方と通勤中の方で溢れています。外国の方も、日本文化を理解してか、さらには関西特有のルールも理解され、エスカレーターは左側を空けていらっしゃいます。

 

2020年まで時間がありません。事故やトラブルを防ぐためにも、交通機関やエレベーター協会、エスカレーターを設置している公共施設において、共通文化を再確認し、マナー徹底の活動をお願いしたいです。

ちなみに、私は、普段は時間がなくて急ぐ立場なので、一定の条件下でエスカレーターの歩行を許容してほしい派です。

そして、この議論の結論の先では「働き方改革」にも通じると思います。

 

なお、今回の記事は、以下の記事に触発されて記載しました。

diamond.jp

あおり運転は、道路交通法や運転免許など各種規制があるので、マナー違反は分かりやすいですが、「ヒト」の感情如何で最悪な事態につながることもあり、車もエスカレーターも、極論を言えば、同じ乗り物だと思います。

 

こちらの記事の結びに「他者の権利を保障することが自分の権利の保障につながる」との記載があります。欧米ではそうなのか!と知ると共に、私に新たな気づきを与えてくださいました。

 

日本はルール作りが好きで、それに従順であることを良しとする民族。

日本の見た目の「おもてなし」は立派。

本物の「おもてなし」は、欧米の方の方が得意なのでは?

 

今回の出来事は、会社組織の「ヒト」の問題にも共通するものがあると感じました。

正義は怪我をすることがあります。会社も社会も世知辛いです。そんな世の中でも、楽しく幸せに生きていける道を選択していきたいと思います。

 

※子供のお迎えは間に合いましたが、エスカレーターを歩けなかったタイムロスを補うため、改札間を全力でダッシュしました。人が溢れるなんば駅、私は危険人物だったことと思います。。。余裕のある行動を心がけます。

でも、ママはいつも、秒刻みで動いているんです。