「ヒト」が生き生きと働ける環境を考えるブログ

私が約17年間勤めた会社を辞めようとしている理由と、まつわる原因を分解していきます。経営者や管理職の皆さんに、ふと考えて頂きたいことを記事にしています。

私が働き続けるために整えた環境

今、在籍している会社では、大変ありがたいことに、一番下の子どもが 小学3年生を終えるまで、時短勤務(6h or 7h)を選択することができます。

最近は、年に一度の行動考課で所定の判定以上の評価が得られていれば、月に2回までですが、在宅勤務も可能となりました。

また、勤務時間はフレックス制なので、働く母親にとっては、大変ありがたい環境であり、私自身も、利用できる制度は活用させていただき、初の育休明けから約7年、仕事と育児を両立してくることができました。

 

また、会社の制度に加えて活用したのが「ファミリーサポートセンター」です。

私の実家も、主人の実家も、すぐに帰れるところにはなく、近くに頼れる親戚などもいません。もちろん、頼れる知人はいましたが、週に数回の保育園へのお迎えを頼んだり、出張で帰りが遅くなる日も寝る時間前まで預けて・・・といったお願いするのは、さすがに無理です。

私は、仕事と割りきってお願いできるファミリーサポートで、保育士の資格をお持ちだった方に巡り会うことができ、3番目のおばあちゃん役も担っていただえる関係を構築することができました。

保育園に通う2人の子どもを育てながら、会社で部長という大役を果たせたのは、このファミリーサポーターのご協力があったからこそです。本当に感謝しかありません。

 

そして、無くてはならないのが主人の存在です。

主人は中小企業のプレイングマネジャー兼会社役員で、仕事時間については殆ど融通が利かず、毎日の帰宅時間は遅いのですが、朝だけは必ず、子どもたちを保育園に送り出してから出社してくれました。

 

しかし、これだけの環境が揃っていても、毎日の仕事の多さもあり、時短勤務中だけで満足のいく仕事ができるわけもなく、毎日のように、子どもたちを寝かしつけてから、又は朝の支度を開始するまでの早朝、溢れた仕事に手をつけていました。

 

当時の私の時間の使い方を振り返ると、我ながら良くやっていたと思います。列挙すると以下のような形です。

【時短勤務の場合】

・04:00 起床(多忙な時期は、2:00に起きることも)

・04:00-06:00 時間外業務(平均2h)

・06:00-08:30 家事(洗濯物の整理、お風呂掃除、朝食と夕食の支度、お弁当作り、見送り)

・08:30-10:00 身支度・出勤(通勤1時間)

・10:00-17:00 時間内勤務(6h+休憩1h)

・17:00-18:30 退勤・保育園へお迎え

・18:30-22:00 家事・育児(夕食の支度、お風呂、団欒・絵本の読み聞かせ・寝かしつけ)

 ※出張などで仕事が遅くなる時は、この時間を20:30-22:00に短縮(週に2~3日)

・22:00 就寝

 

保育園への送り出しと、部屋の掃除・ゴミ出しは主人が対応してくれるので、その点は本当に助かりました。

あとは、食器洗浄機と衣類乾燥機と食材宅配を利用して、家事の時間を短縮しました。

こういった工夫をしてきましたが、自分の時間すらロクに捻出できていないので、時短勤務が終了する時を想定すると、少々恐ろしいのです。

 

【フルタイムに戻った場合】

・04:00 起床

・04:00-05:30 時間外業務(平均1.5h)

・05:30-08:00 家事(洗濯物の整理、お風呂掃除、朝食と夕食の支度、お弁当作り、見送り)

・08:00-09:00 身支度・出勤(通勤1時間)

・09:00-18:00 時間内勤務(8h+休憩1h)

・18:00-19:00 退勤・帰宅

・19:00-22:00 家事・子育て(夕食の支度、お風呂、団欒(ここに宿題の確認等が入りますが、今現在ですら、息子(小3)の確認はあまりしてあげられていません)

・22:00 就寝

 

「子どもたちの送迎時間が減る+出勤時間1時間前倒し」の想定で、ギリギリですが、何とか乗り越えられそうです。

しかし、この想定は端から無理があります。まず「残業ナシで日々を終えることはまずありえない」ということです。

(下記記事で記載しました通り、「管理監督者」は、労働基準法の「労働時間、休憩及び休日に関する規定」が適用除外ですし)

 

bluemiyumiyu.hatenablog.com

 

そうすると、子どもたちの食事の時間が遅れるか、夕食を子どもたちに任せることになります。

もちろん、子どもたちにも頑張ってもらって、週に数回はそういった対応で事を進めてもよいと思うのですが、学業や好きなことに注力してほしい時期に、どこまで子供たちにも任せていくのかを考えると、私は「子どもたちだけで夕食を済ませる日常」にはしたくないのです。

 

私が譲れないことを、以下の記事で記載しましたが、やりたいことが山ほどあり、未だに、自分が満足いくようには時間を工夫できていませんが、「今日は一番何をしたいか、しなくてはならないか」を考えて生活しています。

bluemiyumiyu.hatenablog.com

 
そうすると、やりがいもある楽しい仕事だったのに、「通勤時間が往復2時間以上かかる会社には、もう行きたくない」という気持ちが、どんどん膨らんできてしまいました。