大リストラ予告時代に突入?!こういうときの経営者や管理職の方の心境は?
今日は、朝から大規模な人員削減ニュースがあり、一日中、胸騒ぎが止まりませんでした。一銀行で1.9万人、三銀行で3.2万人を、10年計画で削減するとか?!
詳細は理解不十分な点もありますが、「日本、これでいいの?」と、不安が先行します。
私自身、部署の人員を削減しなくてはならなかった経験があり、苦しい決断をした過去が蘇ります。
会社を存続、事業を維持するために、「ヒト」の削減が手段になることは理解できます。
しかし、人員削減を先行して謳うのではなく、事業を変化させながら、一緒に働いている「ヒト」が活躍し続けられるような、経営を考えて頂けないものでしょうか。「低利益だから人員を削減する」なんて、短絡過ぎます。
AI等の浸透・進化で、単純な仕事がなくなっていくことは承知していますが、「用がなくなれば「ヒト」はサヨナラ」では、働く「ヒト」の将来は絶望しかありません。
今回の出来事を皮切りに、後に続く企業が続出する予感がします。
ただし、今回のように、早めに宣言してもらえればマシな方で、私が経験した時のように、突然追い込まれて、人員削減を断行せざるを得ない企業も増えるかもしれません。
ちなみに、こういうときの経営者や管理職の方の心境はいかがなものでしょう?
- 会社や事業を維持するために、心苦しいがやむを得ない?
- 利益が低いのだから、当然?
きっと、様々な想いが交錯するのだと思いますが、会社を去ることになる「ヒト」についてはもちろんのこと、会社に残り続ける「ヒト」のことについても、考え抜いた言動をお願いしたいです。
特に、大企業ともなれば、社会への影響が大きいことは周知の事実です。その大企業が、どこもAI等でコスト削減を図っていけば、「ヒト」を減らしていかざるをえないことは目に見えています。
しかし、「ヒト」を減らしながら「人材倒産」の危機を迎える可能性があることに、気づいている企業はどれだけあるでしょうか?
会社も「ヒト」も、負のスパイラルに陥らないよう、健全な決断を継続して欲しいです。何事も、全ては「ヒト」が考えて実行した結果でしかありませんから。