「ヒト」が生き生きと働ける環境を考えるブログ

私が約17年間勤めた会社を辞めようとしている理由と、まつわる原因を分解していきます。経営者や管理職の皆さんに、ふと考えて頂きたいことを記事にしています。

皆さんの周りに、支えあえる環境はありますか?

私は、スポーツ全般、基本的に体を動かすことは何でも好きですが、小学生の時にはバレーボールの少年団に入部していたこともあり、TVで全日本バレーの中継があると、見入ってしまいます。

 

色々な選手がいますが、こちらの記事の栗原恵さんは、コートに立っているだけで華があり、彼女が全日本のコートにいた時代は、他の年と比べると我が家の観戦率は高かったように思います。www.msn.com

詳細は存じませんが、全日本のコートを離れてからの彼女の紆余曲折は、時折スポーツ記事等で目にしていました。

今回、久々の彼女に関する記事を拝見し、「色々あったんだろうけど、今は充実しているようで良かったな」と、ほのぼのさせていただきました。

 

なお、今回の記事内の彼女の発言に、気になる発言がありました。

(バレーボールを)辞めようとか、辞めなきゃと思うシーンで、その時、その時にいつも支えてくれる人たちがいる。試合に出られないならここにいる意味はないから去ろうって思っても、引き留めてくれる。必要とされるってすごくありがたいことですよね。だから、今年はチームに恩返しをしようって思いました

「彼女も周囲の支えがあってここまで来たんだな」と、「どんな「ヒト」でも、どんな境遇でも、「ヒト」に必要なものは同じだな」と、感じました。

 

「ヒト」は自分本位になりがちで、周囲の状況を顧みない言動が生じてしまうことがあります。それは、「自分の思い込み」や「コミュニケーション不足」が起因することになると思います。

しかし、「周囲の方が声をかけてくれること」によって、自分自身の価値を再発見することができ、新たな道を見いだせるきっかけになることがあります。

 

コミュニケーションスキルの一つに「傾聴」がありますが、どんな心境の時であれ、自分に声をかけてくれる「ヒト」の話をよく聞いてみると、新たな自分に成長できる一歩となることがあります。

 

若い時は、「ヒトの話は聞かない(聞きたくない)」「一匹狼」「我が道を行く」といった感じで、自分の好きなように生きていくことが、私自身は楽しかったのですが、歳を重ねるにつれて、常に誰かに支えられていることを感じます。先日も書きましたが、「何かの見えない糸でつながっている」感じです。

 

自分自身においては「ヒトの話はきちんと聞く(傾聴)」、他人に対しては「気にしていることを声に出す(声掛け)」という、こういったコミュニケーションを重ねるだけで、支え合い、お互いに成長していける関係が築けるものと思います。

そして、これは年齢に関係なく、どこでも誰でもできる事です。

 

若くしてこれを体感している方もいるかもしれませんが、私は30代後半頃から、ようやく、こういったことを実感するようになりました。

私自身、今が一番、身体共に充実している時期だと自覚しています。だからこそ「ヒト」の支えになれる「ヒト」になれるよう、ますます成長していきたいと思います。