「ヒト」が生き生きと働ける環境を考えるブログ

私が約17年間勤めた会社を辞めようとしている理由と、まつわる原因を分解していきます。経営者や管理職の皆さんに、ふと考えて頂きたいことを記事にしています。

ショックを受けた就学時検診

世の中、色んなご家庭や境遇の方々がいると思うのですが、「自分は視野が狭いなぁ」と感じることがありました。

 

先週、年長の娘の就学時検診がありました。

「息子のときと同じ」と思いながら、娘と一緒に順番待ちをしていたのですが、しばらくして、アラサーくらいの男性が、1人で5〜6人の男の子を連れて、検診に来ていたのを目にしました。

 

何となく気になって、時おり様子を伺ってしまったのですが、男性は男の子たちと楽しそうに談笑し、乾燥が気になるのか、みんなの頬にワセリンを塗ってあげている光景もありました。

大きな缶に入っていたので、大容量のものを持ち歩いているんだなーと思って見ていたのですが、その集団と、それ以降にきた親子たちとが、明らかに隔離されていました。

なぜ、あそこから隔離するのだろう?と思っていましたが、ようやく「児童養護施設の子どもたちかも」と気づきました。

 

男性と男の子たちの集団は、私たち親子の、少し後ろのほうに続いていたのですが、待合室では別の部屋に誘導され、明らかに普通とは違う扱いでした。

 

校長先生と引率の男性が挨拶を交わす光景も目にしたのですが、合意の上で、隔離されているようでした。

就学前の男の子たちは、みんなお行儀よく楽しそうに見えましたが、明らかに周りと自分たちが違う様子に、何かしら感じるとことがあっただろうと思います。

 

これを機に、児童養護施設のことを少し調べて見たのですが、本当に色んな事情があって、国内には年間3万人前後の擁護されている子供達がいることを知りました。

私が住んでいる市内にも4ヶ所の養護施設がありますので、近くの養護施設から検診にきたものと思われました。

 

「ヒト」それぞれ、色々な人生があると思います。

親としては、子どもとの時間をなるべく増やそうとする人・子どもとの時間より仕事や趣味に時間を割くことになる人・子どもとの時間を作りたくても作れない人、など、色々いらっしゃいます。

それぞれの理由の是非には言及しませんが、子どもと親の関わりかたも千差万別な昨今、子どもも大人も「何もかもが違って当たり前」が大前提であることを身に染みて感じました。

 

「ヒト」の環境は、職場に限らず悩むことがありますが、私が知らない子どもたちの環境を知る機会も度々あり、親子ともに一緒に考えていく必要があると感じました。