備忘録:グループ会社会長の年頭挨拶に感動
私が所属している会社名について、公にすることは控えておりますが、グループ会社の会長は○○賞を受賞されたりと、その道では名が知られている方です。
昨日、その会長からのメッセージが、A4で3枚のボリュームの内容でグループ会社全社員に配信されました。
読みながら、「どこまでお見通しなのだろう」と、身が震える感じを覚えました。
なぜなら、私が普段感じていること・本ブログでも書き連ねているような内容に対する、会長の見解が記載されていたからです。
備忘録として、内容の一部を要約して記録しておきます。
1.良い会社は良い商品を持つ
=顧客に歓迎されること、社会的に有意義であること
=加えて、社員を中心とした会社の存続に、過不足なく一定の利益を生み出してくれる
2.良い会社は良い組織である
=良い組織は良い商品のための手段として機能される
=ただし、商品志向の組織は多くの副作用を伴う
・効率化を図るための過度な機能分化は、問題を引き起こす可能性が大きい
→ドライな人間関係からくるチームワークの損失
→仕事と生活(人生)との滑稽なまでの峻別による働き甲斐の低下
・組織が大きくなるにつれ、構成員があたかも機械の一部品のように扱われ、組み込まれていく
→仕事にやり甲斐や充実感を感じる人が減ってきている
→手段としての組織を追求するあまり、人間が集まるという、そのこと自身の意味や価値は過小評価され、当の人間は鈍感から不感になっていく
拝読中は、P.ドラッカーの書籍の所属会社編を読んでいる気分でした。
私は20代に入ったころ、自分のキャリアを描くときに、男性に生まれ変わりたくて仕方なかった時期があります。
女性が家事・子育ての中心であることは、変えることのできない性ですが、私は仕事におけるキャリアをぐんぐん積んでいきたかったのです。
今は、女性であることを楽しみ、私の理想を描く主人を身近で応援しながら、人生を謳歌していますが、ふと「もし自分が男性だったら」と思うことがあります。
今回、会長のメッセージを読み、「私が男性だったら、とことん会長に食らいついていっただろうなぁ」と思っていました。
良い経営者・憧れる経営者は身近にいました。とても恵まれていると感じました。
そして、その経営者も、会社を存続し続けることの課題において、「ヒト」に関する課題を挙げていらっしゃいました。
一員として所属し続けられる限り、良い組織を目指して能動的に動いていきたいと、感じたメッセージでした。