「ヒト」が生き生きと働ける環境を考えるブログ

私が約17年間勤めた会社を辞めようとしている理由と、まつわる原因を分解していきます。経営者や管理職の皆さんに、ふと考えて頂きたいことを記事にしています。

我が道をいく「ヒト」たち。

人間、色々な「ヒト」がいることを、日々痛感しますが、新たにコミュニケーションを密にとるメンバーと接する中で、感じたことがあります。

 

「人間、みんな自己中心的である」ということです。

 

これは、「他人への配慮がない」とか、「周りのことを考えていない」とか、そのような意味ではありません。

要は、「自分が知っている(経験した)範囲の中でしか、言動を起こすことができない」ということです。

 

とても当たり前のことですが、

・なぜ、そんなことができないのか(なぜ、そこまで行わなくてはならないのか)

・この場合、こちらが優先順位が上でしょう(なぜ、こちらを優先しなくてはならないのか)

といった、自分が経験してきた中で出来上がった概念をもとに、自分が作った標準のモノサシを使って、自分の言動を起こします。

 

これは、「上司だから、部下だから、若いから、歳を重ねているから」といった、立場や年齢のようなことは一切無視して、誰もが「自分のモノサシ」で言動を起こしているということです。

本当に当たり前ですよね。知らないことをもとに、言動は起こせませんから。

 

何らかの集団に属している「ヒト」において、

「成長したくない」という「ヒト」は、あまりいないと思います。

「コミュニケーションをとっていきたいとは思わない」という「ヒト」も、ほとんどいないと思います。

「他人の意見を聞くより、自分の思い通りにやりたい」という「ヒト」は、結構いるかもしれません。

「他人の意見も聞いて、より上手くやっていきたい」という「ヒト」が、ほとんどの方ではないかと思います。

 

このとき、他人に意見を聞く(受動的な言動)ばかりではなく、自ら見て聞いて調べて(能動的な言動)、次の行動を起こすことが良くありますが、この能動的な言動は、個人の経験値(能力)の範囲でしか行われないのです。

これを、「我が道をいく「ヒト」たち」と表現しました。

 

「可愛い子には旅をさせよ」と言いますが、自身の見聞を広めないと「ヒト」の可能性は狭まるばかり、と痛感します。

今、周りにいるメンバーに、私は口うるさいと思われているかもしれませんが、色々な引出しを作ってもらうべく、意思疎通の場を積み重ねながら、これからの可能性を広げていくことに全力投球中です。

そして、私自身ももっと見聞を広めないと・・・と、肝に銘じながら行動しているところです。