「ヒト」が生き生きと働ける環境を考えるブログ

私が約17年間勤めた会社を辞めようとしている理由と、まつわる原因を分解していきます。経営者や管理職の皆さんに、ふと考えて頂きたいことを記事にしています。

「ヒト」のモチベーションに影響を与える言動。

3月に入り、年度末の予定調整・年度始めの準備に加え、子ども達の歯痛やら花粉症(寒暖差アレルギー?!)やらで病院に通い、毎日息つく暇がありません。

 

さて、私が所属する会社には、噂によると評判の良くない、ある管理職がいます。

私は、自分が目の当たりにしたことがなかったので、これまで実感したことはなかったのですが、一週間前、その方の言動で、私のモチベーションが一時的に100から0に下がりました。

 

こんなこと、今までに経験したことがありませんでした。

みんなが困っていたのは、こういう事だったのかと理解しました。 

  1. 決定事項をくつがえす(これは許容範囲)。
  2. くつがえした後の指示があいまい(本人は伝わったと思っている)。
  3. 本人への事前相談もなく、当日にその指示に関する重要な予定を入れる(議題の内容と集まる関係者の心意を汲めば、そんなに急ぐことではない)。
  4. 突然入れた予定の全ては、本人に任せる(私は何も準備していませんけど?!)

方針転換は往々にあるにしても「無茶振りにも程がある」と、初体験にして怒り心頭でした。

要は、相手への配慮がないのです。

 

ただ、この方は、その会議後、私に謝ってきました。

「準備不十分で進めさせて、ごめんなさい」と。

この方は10歳年上の女性ですが、なぜか、私にはとても気を遣ってくださいます。

 

事あるごとに「あおみゆさんは、社内のあちこちから信頼されている」と言っては、私の言動に同意してくれます。

しかし、私以外の方には謝ることはなく、当人が居ないところでは、当人の言動について批判的なことを言っているそうなのです。

 

  • 自分のペースで物事を動かす(相手がついてこれるよう、配慮があればよいのですが)
  • 相手によって、出方を変える(相手の為になるよう、出方を変えるなら理解できるのですが)

 

何も言わず「黙って俺についてこい」という時代ではないですよね。このご時世。

色んな価値が溢れるこの時代、特に多くの部下とコミュニケーションをとる必要がある方は、周りへの気遣いもないと、良い成果は上げられないと思います。

 

実は、この問題には、対峙する必要性が以前からありました。

またも退職者発生か?と問題になる前に、その方の異変をキャッチした私は、タイミングを見計らってヒアリングをしました。

その方は、冒頭の管理職との方と数年仕事してきた結果、最近は、仕事のことを思い出すと涙が溢れ出すような精神状態にまで追い込まれていました。

彼女は、私に全ての気持ちを吐き出して考えを整理し、この管理職の直下で仕事を続けていくことはできないとの結論を出しました。

ただ、転職は希望していないので、社内調整か、グループ会社との調整ができる可能性にかけていくことになります。

 

私は、自分が体感した状況も含め、即部長に直談判しました。

今は、水面下で色々な動きがあります。

 

冒頭の管理職の方は、とても論理的で仕事を的確にさばいているように見える方なのですが、長いものに巻かれる傾向があるようです。

自分が判断したように言うことも、実は身近な関係者が言っていたことを発言しているだけであったりします。

これは、悪意や意図があってなされているのではなく、自然発生的になされていることが理解できるので、余計に非常に厄介です。

 

それが分かっていても、側で共に仕事をしているメンバーは、自然にモチベーションが下がり、状況によっては精神的に追い込まれていきます。

 

こういったケースが、世の中には蔓延しているのだろうと思いました。

「誰かが悪い」とは言えず、お互いに理解しあえるコミュニケーションを構築することができるかどうかが、良い職場環境かどうかのポイントではないかと感じました。

 

本当に、色々な環境があるだろうと思います。

大切なことは、お互いに互いの存在を認めあい、切磋琢磨していくことではないかと、改めて感じてきました。