「ヒト」が生き生きと働ける環境を考えるブログ

私が約17年間勤めた会社を辞めようとしている理由と、まつわる原因を分解していきます。経営者や管理職の皆さんに、ふと考えて頂きたいことを記事にしています。

トップダウン。部長も課長も即Yes。Noも言えないコミュニケーション力。

前回記事の続きです。

bluemiyumiyu.hatenablog.com

 

常々「ヒト」の意見は一旦聞き入れるものの、事実は自ら確認するよう努めています。前回記事は、複数のヒトの様々な情報を組み合わせて、確実路線だと理解していた話でした。

ヒトからヒトに伝わる話は、脚色が入ったり、一部は盛り込まれなかったり、100%正しく話が伝わることはありませんが、当事者から改めて聞いた話は、予想を上回る結論でした。

 

・例の管理職が進言しているのは間違いない。

・部長より上の役職者間で、一課長代理の人事を決定した。

・部長・課長は、問答無用でその人事を受理した。

 

これ以上、明確に書くのは控えますが、えげつないどころの話ではありませんでした。グループ会社全体、部長より上の役職者で、現場の人事を決定しているのです。

 

即Yesの管理職者は、「これが会社の方針」と言って、「あとは何とかしよう。どうしたらいいか?どうしよう?」と言います。

現場に必要な中核の人物を突如引っこ抜いておいて、どういうつもりでしょう。

 

先週の緊急ミーティングは、情けない打ち合わせでした。大人の、しかも全員管理職の打ち合わせとは思えない、子どもじみた会議でした。

 

ちょうど、日大アメフト部の一件がありましたが、私は、日大の監督とコーチが、本記事の登場人物(管理職)と重なりました。

また、勝つこと(目標予算を達成すること)に執着しすぎると、指示指導は歪曲して配下に伝わり、予想外の展開につながるのだとも感じました。

しかし、どちらの例も、普段のコミュニケーションさえ取れていれば、何があろうと、分かり合おうとするコミュニケーションが自然に起こったと思うのです。

 

今回、私の目の前で起こった件は、グループ会社内上層部を筆頭とした勢力分布図通りであることがわかったので、正攻法でリーク予定でしたが諦めました。

即Yesの部長が、私に触発されて頑張って反旗を翻そうとされていますが、だいぶ慎重です。まぁ、それも当たり前ですね。家族を守る(高給を維持する)必要があるのに、部下を守るために左遷覚悟で動くのは、相当な覚悟が必要になるはずです。

 

組織は頭から腐る

 

こういった言葉がありますが、これからも益々、こういう事例を目の当たりにしていくのかもしれません。

「ヒト」が生き生き働ける環境、どこかには存在しているのでしょうか。理想的な環境はそもそも無理な話なのでしょうか。