トップダウン。部長も課長も即Yes。Noも言えないコミュニケーション力。
前回記事の続きです。
常々「ヒト」の意見は一旦聞き入れるものの、事実は自ら確認するよう努めています。前回記事は、複数のヒトの様々な情報を組み合わせて、確実路線だと理解していた話でした。
ヒトからヒトに伝わる話は、脚色が入ったり、一部は盛り込まれなかったり、100%正しく話が伝わることはありませんが、当事者から改めて聞いた話は、予想を上回る結論でした。
・例の管理職が進言しているのは間違いない。
・部長より上の役職者間で、一課長代理の人事を決定した。
・部長・課長は、問答無用でその人事を受理した。
これ以上、明確に書くのは控えますが、えげつないどころの話ではありませんでした。グループ会社全体、部長より上の役職者で、現場の人事を決定しているのです。
即Yesの管理職者は、「これが会社の方針」と言って、「あとは何とかしよう。どうしたらいいか?どうしよう?」と言います。
現場に必要な中核の人物を突如引っこ抜いておいて、どういうつもりでしょう。
先週の緊急ミーティングは、情けない打ち合わせでした。大人の、しかも全員管理職の打ち合わせとは思えない、子どもじみた会議でした。
ちょうど、日大アメフト部の一件がありましたが、私は、日大の監督とコーチが、本記事の登場人物(管理職)と重なりました。
また、勝つこと(目標予算を達成すること)に執着しすぎると、指示指導は歪曲して配下に伝わり、予想外の展開につながるのだとも感じました。
しかし、どちらの例も、普段のコミュニケーションさえ取れていれば、何があろうと、分かり合おうとするコミュニケーションが自然に起こったと思うのです。
今回、私の目の前で起こった件は、グループ会社内上層部を筆頭とした勢力分布図通りであることがわかったので、正攻法でリーク予定でしたが諦めました。
即Yesの部長が、私に触発されて頑張って反旗を翻そうとされていますが、だいぶ慎重です。まぁ、それも当たり前ですね。家族を守る(高給を維持する)必要があるのに、部下を守るために左遷覚悟で動くのは、相当な覚悟が必要になるはずです。
組織は頭から腐る
こういった言葉がありますが、これからも益々、こういう事例を目の当たりにしていくのかもしれません。
「ヒト」が生き生き働ける環境、どこかには存在しているのでしょうか。理想的な環境はそもそも無理な話なのでしょうか。
怒り爆発。えげつない人事異動。
私の目の前で、ドラマのようなストーリーが展開されるなんて思いもよりませんでした。
とんでもない事実が発覚しました。部長のしらないところで、その部長の部下の人事が決定していたのです。
発令は7月1日。
辞令が発令されてしまえば、私が所属する会社の決算時期は火の車と化すのが目に見えています。組織ごと、会社ごと、焼身自○する気でしょうか。火元は、直近で記事にしていた、例の管理職です。
管轄外の執行役員を巻き込んで、人事を強行させていました。
辞令の対象の方は、全社の売上を管理する「肝」となる組織を統括しています。
私が所属する会社は、複雑なサービス形態と契約形態で、並み半端なリーダーシップでは、売上を統括管理するのがとても難しい状況です。それらの状況を全社的に改善していくにも、かなりの労力を費やして半歩でも前進できれば、大金星といった具合です。
その組織を、詳しく知りもしないポッと出の管理職が、お世辞にも上手いとは言えないコミュニケーション力で、7月以降、そして決算月9月をどう乗り切るのか。
来週は、この辞令を巡って緊急ミーティングです。
昨夜は、感情が収まらなくて、思わず、子ども達に愚痴を吐き出してしまいました。ただ、まともな単語では意味が伝わらないと思ったので、以下のように話しました。
「お母さんの会社なー、今、困ったことが起こってんねん。
一緒に仕事してる人がなー、突然、一緒に仕事できなくなるねん。
それを決めたのはなー、お母さんが今、一番一緒に仕事をしている仲間やねん。」
すると、息子が「大人でもイジメってあるの?!」と一言。
なんとわかりやすい表現!「そうやな。これは大人のイジメやな。」と締めくくることができました。
それから、子ども達に「お母さん、これからどうするの?」「警察に言ったら?」「会社に警察はあるの?」「一人だけイジメたりしたらあかんよなー」と、我が家で学級会のような展開が始まりました(^^;。
ただ、子ども達に話を聞いてもらって、頭の中が整理できました。
そう、これは組織だったパワハラです。コンプライアンスに逸脱します。
正義のヒーローぶるつもりは毛頭ありませんが、事実、この人事異動で多くのヒトたちが路頭に迷い、精神的に追い込まれていくことが目に見えています。
辞令発令前から既にその兆候は確認されており、管理監督者が部下の労働状況を把握できていないとも言える状況です。
コンプライアンスと書いてしまうと、これ以上詳しいことは書けなくなりますが、本当にもう黙ってはいられません。
主人にも、「その人事が決行されたら、後始末が私にも降りかかってくる。今のうちに、会社を脱出したい。」と伝えました。
主人は「その内容、誰かがリークしないとあかんな。」と。私は「うん。私がやる予定。」と答えました。
保守的な主人は、私が火ぶたを切るのを心よく思ってはいなかったと思いますが、それ以上は何も言いませんでした。
元々、近い将来に会社を辞めることを宣言している私にとってみれば、何かがあっても会社を辞める時期が早まるだけで、何も怖くはありません。唯一の気がかりは、引っ張っているチームメンバーの今後のことだけです。
私は、「ヒト」が生き生きと働けない環境をつくる元凶について、これから会社に追求していきます。
私の炎上記録(期末期初の社内、年度末年度初めの子どもたちのこと)
3月・4月、ブログを更新する気持ちのゆとりがありませんでした。
仕事では、前回記事の続きが炎上しています。
管理職のみなさまの言動が部下に与える影響力は絶大です。管理職のみなさまのパフォーマンス如何で、配下のメンバーが歩む当面の道が決まります。
私が所属する社内では、心労過多により、徐々にパフォーマンスが落ちていくヒトが目につくようになりました。
私自身は、これまでの経験も功を奏して(?!)すぐに立ち直りますが、これまでの経験次第では、コミュニケーションに悩む「初めての壁」となるヒトもおられます。
私のプロジェクトチームの東京メンバーは、半期の考課面談を境に、全員にメンタル不良が発現してしまいました。私は、チームメンバーのフォローにかなりの時間を使いました。直属の上司・その上の上司との意見交換等も、何度も実施しました。
「会社の利益を何よりも優先」した人事が問答無用に行われている中、10月の組織改編に向け、「ヒト1人1人の成長を見守りながら、同時に会社を成長させたい集団」が水面下で動いています。ただ、後者は経営上での説得力には乏しく、相変わらず弱い立場です。
私は、後者の上長を支援しながら、最大のパフォーマンスを発揮できるチームを作って実証しようとしている段階です。Projectは、紆余曲折しながらも何とか前進しています。
プライベートでは、卒園式・入学準備・入学式・授業参観・家庭訪問を終え、5月は地域の運動会・小学校の体育大会と、まだまだイベントのオンパレードです。
それらの周知のイベントとは別に、一番悩んでいたのは「子ども達の習い事」です。
息子は英語・体操・ソフトボール、娘は英語・体操・音楽教室に通っています。
娘の英語と体操はこども園内で習えたので、息子の習い事と休日の習い事だけを、なんとか送迎のやりくりをしたら良かったのですが、娘が小学生になると、送迎が2倍に増えます。
4年生になった息子には、合鍵を渡して習い事を通うことを任せても良かったのですが、時間の管理に加え、友達との遊び・習い事通いを自己管理できる状況にはまだなく、習わせ続けるならもう少しだけ大人のフォローが必要です。働くママたちは、こういった点をどういう工夫をされるのか?色々な考え方があるようですが、私なりに私たちに合うと思う形で乗り切ります。
また、それらに加え、私自身が子ども達が英語に触れる環境に疑問を持ち続けていました。私は、勉強としての英語ではなく、コミュニケーションツールとしての英語に触れさせてあげたいと思っていたので、今回の送迎の課題を機に、英語に触れる環境を洗いなおしました。この検討に一番時間を使いました。
検討した結果、4月からは、週に1回、自宅に外国人女性に来ていただいて、家族で英語で会話する時間を作ることにしました。
23歳のイギリス出身の女性、彼女と同じ時間を過ごすことで、とても楽しく英語に触れる時間を得られるようになりました。子ども達も「習い事」ではなく、既に彼女を「家族の一員」としてコミュニケーションをとるような雰囲気で、頑張って英語を使おうとしています。当分、この環境を維持していきたいと思っています。
私の会社員としてのタイムリミットも、あと3年を切りました。
限られている時間、この1年1年を、子ども達の成長と共に、自分自身も進化しながら、先を見ながら進んでいきたいと思っています。
「ヒト」のモチベーションに影響を与える言動。
3月に入り、年度末の予定調整・年度始めの準備に加え、子ども達の歯痛やら花粉症(寒暖差アレルギー?!)やらで病院に通い、毎日息つく暇がありません。
さて、私が所属する会社には、噂によると評判の良くない、ある管理職がいます。
私は、自分が目の当たりにしたことがなかったので、これまで実感したことはなかったのですが、一週間前、その方の言動で、私のモチベーションが一時的に100から0に下がりました。
こんなこと、今までに経験したことがありませんでした。
みんなが困っていたのは、こういう事だったのかと理解しました。
- 決定事項をくつがえす(これは許容範囲)。
- くつがえした後の指示があいまい(本人は伝わったと思っている)。
- 本人への事前相談もなく、当日にその指示に関する重要な予定を入れる(議題の内容と集まる関係者の心意を汲めば、そんなに急ぐことではない)。
- 突然入れた予定の全ては、本人に任せる(私は何も準備していませんけど?!)
方針転換は往々にあるにしても「無茶振りにも程がある」と、初体験にして怒り心頭でした。
要は、相手への配慮がないのです。
ただ、この方は、その会議後、私に謝ってきました。
「準備不十分で進めさせて、ごめんなさい」と。
この方は10歳年上の女性ですが、なぜか、私にはとても気を遣ってくださいます。
事あるごとに「あおみゆさんは、社内のあちこちから信頼されている」と言っては、私の言動に同意してくれます。
しかし、私以外の方には謝ることはなく、当人が居ないところでは、当人の言動について批判的なことを言っているそうなのです。
- 自分のペースで物事を動かす(相手がついてこれるよう、配慮があればよいのですが)
- 相手によって、出方を変える(相手の為になるよう、出方を変えるなら理解できるのですが)
何も言わず「黙って俺についてこい」という時代ではないですよね。このご時世。
色んな価値が溢れるこの時代、特に多くの部下とコミュニケーションをとる必要がある方は、周りへの気遣いもないと、良い成果は上げられないと思います。
実は、この問題には、対峙する必要性が以前からありました。
またも退職者発生か?と問題になる前に、その方の異変をキャッチした私は、タイミングを見計らってヒアリングをしました。
その方は、冒頭の管理職との方と数年仕事してきた結果、最近は、仕事のことを思い出すと涙が溢れ出すような精神状態にまで追い込まれていました。
彼女は、私に全ての気持ちを吐き出して考えを整理し、この管理職の直下で仕事を続けていくことはできないとの結論を出しました。
ただ、転職は希望していないので、社内調整か、グループ会社との調整ができる可能性にかけていくことになります。
私は、自分が体感した状況も含め、即部長に直談判しました。
今は、水面下で色々な動きがあります。
冒頭の管理職の方は、とても論理的で仕事を的確にさばいているように見える方なのですが、長いものに巻かれる傾向があるようです。
自分が判断したように言うことも、実は身近な関係者が言っていたことを発言しているだけであったりします。
これは、悪意や意図があってなされているのではなく、自然発生的になされていることが理解できるので、余計に非常に厄介です。
それが分かっていても、側で共に仕事をしているメンバーは、自然にモチベーションが下がり、状況によっては精神的に追い込まれていきます。
こういったケースが、世の中には蔓延しているのだろうと思いました。
「誰かが悪い」とは言えず、お互いに理解しあえるコミュニケーションを構築することができるかどうかが、良い職場環境かどうかのポイントではないかと感じました。
本当に、色々な環境があるだろうと思います。
大切なことは、お互いに互いの存在を認めあい、切磋琢磨していくことではないかと、改めて感じてきました。
Project -Vol.5:方針決定!最高峰を目指す!!
以下の記事の続編です。
目標は定まっているので、ツールの選定を急いでいます。
前回のITセミナーから間2日で、ステークホルダーにお伺いを立てることにしました。
物事を決定するための基本は、当然「ヒト」「モノ」「カネ」ですよね。
それらの「情報」は全て揃えました。
- 「ヒト」は、私たち(チームメンバー)が、どれを使えば、 どのくらいの時間で、目標のどのレベルに到達する見通しか。
- 「モノ」は、使えるツールの選択肢を並べ、どれを使えばどのような成果をあげられそうか。
- 「カネ」は、「ヒト」+「モノ」を考慮して、どのくらいを見込むか。
ステークホルダーとチームの主要メンバーで、全員の見解を盛り込んで検討した結果、1時間で結論は出ました。
私たちは、全てにおいて最善をつくす。
そのために、最強のツールを使う。
そのために、必要な予算は組み込む!
実は、本当は、結論とは真逆の提案をしていました。
これまでの社内の状況では、
無駄な予算はない。安いがベスト。安く済ませるために知恵を使え。
といった傾向でしたので、コストセンターの予算に多額の予算を割いていただけるとは、思ってもいませんでした。
以前、以下の記事を記載しました。
今回のステークホルダーである我らの部長は、その先をきちんと読んで意思決定してくださったのだと思います。
今、これは、お金をかけても最高峰を目指さないといけない。と。
会社の将来を見据えた一大決心に、ちょっと身震いしてしまいました。
これで、ますますプレッシャーが増えました。
でも、後には引けません。
幸いにも、チームメンバー全員、すごいパワーがみなぎっています。
息切れしないよう、緩急交えて進めていきます。
私にとっても絶好のチャンスです。
この最大のチャンス、私のこれまでの経験を活かして、必ず最善の仕組みに切り替えてみせます。