「ヒト」が生き生きと働ける環境を考えるブログ

私が約17年間勤めた会社を辞めようとしている理由と、まつわる原因を分解していきます。経営者や管理職の皆さんに、ふと考えて頂きたいことを記事にしています。

私が仕事を通して得た、感動とやりがい(顧客編①)

ちょうど1週間ほど前、最近はご縁のなかったお客様からメールを頂きました。

「話をさせていただきたいことがあるので、時間をもらえないか」とのこと。

 

この方は、私が受託Projectの責任者をしていたときの、お客様側の責任者です。

私より3歳ほど年上の男性で、今は更に昇進され、東証一部上場企業の部長職にて活躍なさっています。

私が、2人目の育休を取得した後からのお付き合いなので、仕事でご一緒したのは3年半程でしたが、その間、多くの大小の波を、責任者として共に切磋琢磨してきた方です。

 

私にとっては、部の目標を達成するためにも、継続して取引させて頂きたい顧客でしたので、真摯に誠実に、言うべきことは言い、頭を下げるときは下げ、全力でお付き合いしてきました。

 

今となっては、責任者でもなく、社内で要職にも就いていない私ですが、そんな私に1年半ぶりにご連絡頂きました。

何のお話だろうか?上司に同席してもらうべきではないか?等、上司にも、連絡頂いたお客様にも、事前に相談しましたが、お客様の方から「大きな話ではないので、他の方に時間を割いていただく必要はない」とのことでしたので、私が単独でお話を伺いました。

 

お話頂いたのは、お客様が抱えているProjectの課題と解決策についてでした。そして、より良い案を見つけるために、私に意見を伺ってくださったのです。

思いもよらない展開に驚きましたが、こうして、直接的な仕事上の関係が無くなっても、私を思い出して話をしに来てくださったことに、とても感動し、そして、私のこれまでの仕事上の考え方が、間違っていなかったことを確信しました。

 

そしてもう1つ、お客様の悩みの中から、新たなビジネスチャンスを発見しました。

 

「私が責任者なら、こういう組織を作り、顧客に貢献できる!」

 

これが仕事の最大のやりがいであり、醍醐味です。

 

ただ、閃いたのは良いのですが、あいにく、そういう判断を行う立場に今はないので、該当部長に具申だけしました。

残念ながら、我が社では、今回お話頂いたお客様のお役には立てないことが判明し、私の閃きは、一瞬でボツになりましたが。。。

ちなみに、ボツになった理由は、該当部署が創ってきた取引先とのコミュニケーションの問題です。

私が創ってきた歴史と、結果的に真逆だったのです。

 

この詳細は、また次の機会に・・・。