部下にどこまで仕事を任せるか。
人材育成と、業務遂行の狭間で、部下にどこまで仕事を任せるかは、皆さま、日々悩まれる部分かと思います。
私は、上位管理職の方々の想い・戦略と、部下自身の想い・キャリアを考慮してチームのプランを立てるとき、沢山のアイデアが浮かびます。
ただ、今のチームにおいて、1つだけ不足している情報が、「チームのメンバーがどのくらいの力量を持っているのか?」という点です。
これは、本人からのヒアリングだけでは不十分で、これまで当人と接してきた上司・先輩からの情報や、これまでの本人の成果物などから力量を判断していきますが、私自身に該当分野の知識が不足しているために、十分に判断できないこともあります。
最近、始動したProjectにおいては、これまでの責任者が、部下の力量を十分に把握していなかったことによる結果が、悲惨な状況につながりました。
どれくらいのチャンスとコストと時間を垂れ流していたのか、想像もできません。
具体的には、
- スタッフの力量の過信による、Project進捗遅延
- 報告結果を鵜呑みにした結果の、業務改善内容の陳腐化
- 改善が進まないことによる、不十分な事業戦略・経営戦略の立案
- 競合他社との格差縮小・自社の優位性の低下
と、いったところです。
売上と利益に換算したら、どのくらいのインパクトがあったことでしょう。
私が所属する会社において、プロフィットセンターではスキル評価が必要不可欠でしたが、コストセンターではそれがないです。
一般的には、コストセンターでも、スキルの評価はなさっているのでしょうか。
いずれにしても、これ以上の損失は回避した方が良いに決まっているので、こまめに部下の成果を確認しつつ、任せる範囲を広げていきたいと思います。