こんな上司、私は絶対に嫌です!
「 困った部下をうまく動かす鉄則」という記事があり、タイトルに大変興味を持ち拝見しましたが、どうしても同意することはできませんでした。
頑張って前向きに捉えますと、筆者様は、人材育成ができない管理職向けに、この記事を記載されたのだろうと解釈しました。
【鉄則1】部下の育成より、任せた仕事の完遂を最優先に
【鉄則2】100点満点の成果を期待しない
【鉄則3】改善の機会を一度は与える
【鉄則4】困った社員の指導やフォローに時間をかけない
【鉄則5】任せた結果は人事評価にしっかりと反映
もし、私が「困った部下」だと思われ、この5つの鉄則を行使されたら、間違いなくやる気をなくし、メンタル面も崩壊し、 退職します。
そうですね、退職させたい部下がいるなら、この鉄則は有効かもしれません。
ただ、こういう上司がいると、社員の中に「自分は不要なのか」と感じてしまう「ヒト」が出てきてしまうと思います。
確かに、記事の筆者様が、記事内の冒頭で仰っているように、
リーダーの役割は、組織のミッションを果たすこと。
であることは、間違いありません。
ですが、やはり「ヒト」「モノ」「カネ」のバランスを考慮できなければ、組織は成り立たないと思います。
「ヒト」のマネジメントが苦手な管理職は、上記5つの鉄則なりを参考にして、マネジメントしていくしか、手がないのでしょうか。
ただ、筆者様の過去記事も拝見して感じたのですが、「ヒト」と「ヒト」とのコミュニケーションが苦手な「ヒト」が、相当いるのだろうということです。
しかも、歳を重ねれば重ねるほど、出会いたくない出来事(部下が自分の上司になる等)が起きたりして、コミュニケーションが複雑にならざるをえないのでしょう。
これから、超高齢化社会が続き、若手がどこまで活躍できるのか、大多数の高齢者中心の世の中になることで、若者が益々将来に悲観的になっていくことも心配です。
以前、以下の記事を目にしたときも、「ヒト」の価値観ってこんなにも違うのかと痛感しました。
エンジョイハラスメントや、ポジティブハラスメントと言う言葉もあるんですね。
ここまでくると、何でもハラスメントになって、「ヒト」のマネジメントなんか、できなくなってしまいます。
だからこそ、「ヒト」とのコミュニケーションは大切にし、まずは互いを認め合うことが必要なのではないかと思います。
色々な考えがあり、チームのベクトルを合わせていくことは、とても難しいものです。