「ヒト」が生き生きと働ける環境を考えるブログ

私が約17年間勤めた会社を辞めようとしている理由と、まつわる原因を分解していきます。経営者や管理職の皆さんに、ふと考えて頂きたいことを記事にしています。

ITと人材育成

ITが、今となっては無くてはならないものであることは、誰もが理解されているところかと思いますが、自分の身の回りにITを取り入れようとするとき、拒絶反応や苦手意識が前面に出てくる方がいます。

 

かくいう私も、ITというと苦手意識があり、わかっているのは15年の経験にもとづくデータベースに関する知識のみで、その周辺におく必要があるIT知識については、得意な方に教えてもらいながら、物事を進めています。

 

誰もが、便利なシステムや機器に接しているのに、それらの仕組みについて、興味を持つ「ヒト」は少ない気がします。

すべては、まず1歩を踏み出してみるだけで、視界が変わると思うのですが。。。

 

今、周りに様々な新たなIT環境が構築されていこうとしていて、それは、「ヒト」がパソコンを使い始めた頃や、携帯電話を日常的に使うようになった時代と比べると、さらに見えない部分でデータの集積・解析が行われ、ますます便利な世の中になっていくことが目に見えています。RPAとか、AIとか、IoTとか。

 

ここまでくると、「私には訳がわからないけど、ITって便利!」と、なるのですが、なにもかもIT頼りになると、ITに不具合が出たり故障したときに、代わりがいなくて自分が困ります。

 

新たにチームリーダーを担当することになり、感じることがあります。

 

世間はこんなに進歩しているのに、身近な「ヒト」たちの意識は、なぜこんなに変わらないのか?

 

でも、答えの1つは理解しています。

皆さん本当に、新しいことに取り組めないくらい、仕事に忙しいのです。

でも、その結果、標準化とか効率化を考えることになっても、新しい情報に関するインプットに乏しいため、一昔前の手法に少し毛が生えたくらいのアウトプットになりがちです。

 

大改革は必要ありませんが、進化していく必要があると思います。

 

私の周りのメンバーは、意識が変わり始めました。

ちょっとしたコミュニケーションがきっかけで、覚醒してきています。

 

それぞれのきっかけは、追って記事にしていきます。

来年の、チームメンバーの成長が楽しみです。

 

Project-Vol.2:業務を洗い出して、業務改善の道を探る

以下の記事の続編です。

bluemiyumiyu.hatenablog.com

 

kick-off後は、まず、全てのデータに纏わるタスクの洗い出しから始めました。

すると、出てくるものですね。

こんなにあるの?というくらい、無駄に派生しているのではないかと思われる業務が見つかりました。

そして、チームメンバーが出した結果なので、社内にはまだまだ埋もれているはずです。

 

ちなみに、

「何でこのタスクを実施しているの?」と聞くと、「○○さんに、こうしてほしいと言われたから」と。

「こうしたら良いと思うけど、何故こうしていたの?」と聞くと、「○○さんに、これまでこうしていたから同じようにするように…と言われたから」と。

 

  • 自分の考えはないのか?
  • それが本当にベストなのだろうかと、考えたことがあるのか?

 

「YESマン」が、予想以上に近くに割合高くいました。

私が所属する会社は、本当にいい「ヒト」が多いのですが、いい「ヒト」過ぎて、遠慮をする「ヒト」も多いです。

 

洗い出した結果、見事なシステム地図ができました。

よくもこんなに、やりたい放題に仕事を量産しているなーと、違う意味で感心してしまいました。

 

真のITを理解している「ヒト」たちは、私たちのチームの動向に目を見張っているそうです。

また、何も発信はしていませんが、「ついに改革が始まった」という「ヒト」もいるそうです。

 

社内でも、RPAとかAIの導入をようやく検討し始めたようなのですが、この現状に上乗せすると、どうなるでしょう。

すごいことになりますよ。

 

これから、システム地図を、パーツ毎に検証していきます。

 

師走に、ITパスポートと学力診断結果と溶連菌

優先順位が低くなったことを言い訳にして、ブログの更新を怠ってしまいました。

自分の弱さを痛感します。

 

そして、ただでさえ忙しい12月。もう20日ですね。

がむしゃらに仕事をしていたのですが、今週の月曜の朝方は、娘の様子が変わりました。

 

元気に朝ご飯を食べ始めたかと思いきや、パタリと食事をストップ。

そして、バタンと横になる。

熱を測ると37度。

「風邪かな。ご飯食べられていないし、今日はこども園は休ませるしかないか。」と、元々自分のために休暇を取っていたので、予定を看病に変更。

水分を補給してしばらくすると、突然の嘔吐。

その後はずっと横になって眠り続けていたが、3時に起きて熱を測ると39度。

インフルエンザでは、嘔吐はないはず。。。

 

検査を受けた結果、溶連菌のしわざだったようです。

 

月曜は休暇を取っていたものの、火曜は次のステップに進む大事なチームミーティング。

事を順調に進めるためにも、用意しておいた議題は進めておきたい。

やはり、自分は仕事人間だなーと思いながらも、娘に辛い淋しい思いもさせたくない。

 

あいにくというのか、運良くというのか、病児保育室もキャンセル待ち。

火曜の朝までキャンセルを待ってみたが空かないので、潔くチームミーティングを延期。

火曜も娘の看病に徹しました。

 

娘は昨日の夜、ようやく回復し、食欲も元気も戻りました。

元気になると、口が達者な娘。もう少しおしとやかでもいいのに、、、と思いますが、自分らしく元気なのが一番ですね。

ようやく、全てが平時に戻りました。

 

その間、月曜の夕方には、2学期の学校懇談がありました。

娘を連れ出すわけにもいかないので、息子に娘のお守りをお願いして懇談に向かいました。

小学校3年生から始まった学力診断テストの結果のフィードバックがあり、「これは家族会議だな」と、頭を抱えました。

私は勉強が全てではないと思っていますが、都市部の競争はすでに始まっているのだと、ようやく理解しました。

田舎者の私と、ずっと大阪にいる主人とは、教育についての意見が別れるのですが、主人寄りの理解を深めなくてはならないようです。

 

私は私で、チームメンバーのボトムUPのため、ITパスポート試験の本で、基礎知識の再確認を始めたところです。

 

師走は本当にあっという間に過ぎますね。

実施予定のタスクもリスケしながら、解決していこうと思います。

そして、インフルエンザも流行し始めましたし、家族の体調に気を配りながら、新年に備えたいと思います。

 

皆さんの周りに「仕事人間」はいませんか?

「仕事人間」を辞書でひくと、以下のように記載されています。

仕事が生きがいという人。仕事一途で他に趣味などもない人。会社人間。

 

最近、改めて部下を持ち、大きなProjectを牽引することになって気付いたのですが、「仕事人間」はあまり良くないです。

 

私は、基本的には「仕事人間」の傾向があるようです。

  • 若い頃は、朝早くから夜遅くまで仕事をしていた。
  • 部長時代は、子どもを寝かしつけてから夜中にもほぼ毎日仕事をしていた。
  • 最近は、空き時間や家事中に、新たなProjectをどう進めていこうかばかりを考えている。

 

我ながら「やりすぎでしょ」と思います。

でも、頭の中が勝手に「仕事について考えること」を優先してしまうのです。これは、趣味と言って良いのでしょうか?

 

私は、組織の方向性の違いによるストレスもあり、また時短勤務との兼ね合いもあってやる気を失い、退職を決意していましたが、新たなProjectが与えられてやる気がUPし、「仕事人間」に戻りそうな勢いです。

 

ただ、新たなProjectが与えられなくても、起業に向けて、自分の時間を使っていました。

それが「所属する会社の仕事」なのか、「自分が実現したい仕事」なのかの違いと、その仕事の「期限」による「仕事に使う時間」の比重が違うだけです。

 

最近は、「所属する会社の仕事」を考えることに時間を使い、数日ブログを更新(私の中での「自分が実現したい仕事」の一つ)できていませんでした。

会社のチームのメンバーと、どのように仕事を進めていくかを考えて事を進めていくのが、楽しくて仕方がないのです。

 

今回、『「ヒト」は1人では思うように前に進めず、「ヒト」に支えられ、支えあって生きている』、『支えあうコミュニティがあれば、スピーディーに自発的に動ける』ということを、身にしみて感じました。

 

また、仕事に使う「時間」は、自分でコントロールするしかないですよね。

私の「自分が実現したい仕事」は、複業とも言えると思いますが、趣味の延長のようなものかもしれません。

いずれにしろ、子育てと家事にさく時間を減らしてまでやってしまうと、「仕事人間」と一緒ですよね。「仕事オタク」なのかもしれません。

 

「ヒト」それぞれの価値観にもよりますが、何事もやり過ぎは禁物ですね。

周りにも良い影響はありません。

周りにも配慮しながら、適切なバランスで生きていきたいと思います。

 

皆さんの周りの方は、日々何かを学んでいますか?

先日、以下の記事を拝見しまして「私が所属する会社の記事だわ」と、自社をイメージしながら読み進めました。

diamond.jp

こちらの記事の終わりの方に、以下の文言がありました。

その会社が無名だった時代、事業を拡大すべく悪戦苦闘していた時期は、管理部門を含めて会社一丸となって明日への渇望や変化への熱意があったのではないか。

規模が拡大し、成功の方法論が整うと、社内規定が整い制度が充実してくる。そして、いつの間にか変化への熱望を忘れてしまいがちになる。こうした兆候がいち早く表れるのが管理部門だと私は考える。

私は、これを事業部在籍中に感じていたので、私が所属する会社は「大企業病の末期症状」が現れているのかもしれません。

 

現在、基幹システムの再構築に向けて社内情報を収集中ですが、燦々たる有り様に、何処から手をつけようか考える度に眩暈がしてきます。

 

社内に当該分野の専門家がいないなら、誰かが専門性を身に付けていくか、コンサルタントにサポートしてもらうなりするしかないでしょう。

素人がどれだけ素人なりに頑張ったって、このみるみる情勢が変わっていく現代において、大したものはできません。

 

驚くのは、知ってるかのような発言をしている方が、ちょっと調べれば分かるような基本的な知識がでてこないことです。無知ほど恐いものはありません。

この、情報に溢れ、日進月歩に変わっていくテクノロジーを、毎日毎日把握しているのは、その道の専門家と名乗れる方くらいなのではないでしょうか。

 

また、知らないのに学ぼうともせず、周辺知識で改善しようとしている現場の感覚もすごいです。

その知識と内容で、何%進化することができるのでしょう。

 

「ヒト」は、生涯学び続けなければならないと思います。

日頃から、そのような姿勢が見られないようでしたら、残念ながら、そのうち活躍は期待できなくなるでしょう。

私は、わからないなりに学び続けます。