「ヒト」が生き生きと働ける環境を考えるブログ

私が約17年間勤めた会社を辞めようとしている理由と、まつわる原因を分解していきます。経営者や管理職の皆さんに、ふと考えて頂きたいことを記事にしています。

続編:私が仕事を通して得た、感動とやりがい(顧客編①)

以下のようなキャリアを持つ方がいました。

皆さんの組織では、活躍できそうでしょうか?

 

・専門分野の業務経験:約15年

・英語の読解・会話力:ビジネス文書の作成可能

・部長職の経験あり

 

ビジネススキルは大変高い方のように思われますが、リーダースキルを持つ人材が少ない昨今、突然このようなキャリアの方があなたの会社に入社してきたら、活躍してもらえそうではないでしょうか?

 

 

今日は、以下の記事の続編です。

bluemiyumiyu.hatenablog.com

 こちらの記事の最後に、

ちなみに、ボツになった理由は、該当部署が創ってきた取引先とのコミュニケーションの問題です。

私が創ってきた歴史と、結果的に真逆だったのです。

と、記載しました。

 

「コミュニケーションの問題」についてですが、結論から言うと、該当部署は過去に受託していたProjectにおいて、その顧客と「喧嘩別れ」をして業務を終了していました。だから、ボツにせざるを得なかったのです。

そして、その「喧嘩別れ」の発端となった原因は、顧客側で、私が所属する会社に対する不信感が増幅したようなのですが、不信感を増幅させる発言をしていたのが、実は、私が所属する会社の元従業員(冒頭で記載したスキルを持つ方)だったのです。

 

細かい部分は詳しくは知りませんが、その元従業員は、私が所属する会社していた間、その方の上司と共に大きく事業を拡大して会社に貢献されてきた方です。

高い専門性をお持ちでしたので、部下の底上げを行うべく、指導にも熱心だったと聞いています。

しかし、指導を行う対象は一部の部員に限られていたようで、部署全体の視点ではなく、どちらかというと個人プレーで業務を遂行されてきていた方だったということを、後で知りました。

「喧嘩別れ」の発端となった原因も、もとはと言えば、その元従業員自身が作成した見積書が原因だったそうです。

自分が育てた優秀な部下を引き連れて転職し、転職先では自分が書いた見積書にケチをつけて批判し、喧嘩別れで着地しました。そして、転職先でもさらにチームワークを乱すかのような言動があり、迷走されている印象です。

 

こうなると、私から見ると、良いことは何もないように見えます。

でも、ご本人はどうなんでしょう?きっと、「大変、大変。」「忙しい、忙しい。」と言って、身の回りのメンバーと多忙な毎日を送っていらっしゃるような気がします。ご本人としては転職が成功し、新たなキャリアを築いている真っ最中かと思います。

 

こういった考え方も含めて、「ヒトの価値観」は千差万別だと痛感します。

しかし、こういった考え方の方も含めて、組織に所属している「ヒト」のマネジメントしていく必要があります。

 

誰がリーダーシップを発揮し、どのような方向にチームや組織・会社を導いていくのか、当たり前のことですが、とても重要です。

そして「誰が」を決めているのは、その方の上司である「管理職・経営者」です。

今ある状況で、最大限に事業を進めていかなくてはならない状況の時に、「何もかも一任する」のではなく、「任せている状況が適切であるのかを確認する」といったプロセスも、とても大切だと思います。

人数が多ければ多いほど、そういった仕組みを作っていくことは大変です。

しかし、「管理職・経営者」が、そういった確認を実施しないことには、「ヒト」に関する悩みは、いつもでも同じ次元で循環するのみだと、私は考えます。

従業員が、前向きに進んで事業を拡大していってくれるためにも、適切な「ヒト」の人選の是非と、その「ヒト」の育成について、もっともっと、関係者間で共有すべきであると思います。